ヘルシンキのムラヴィンスキー

エフゲニー・ムラヴィンスキー / レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
EAN: 198999088847
CD 1 | ||
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ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ (1906–1975) | ||
交響曲第5番ニ短調 作品47 (1937) | ||
5:45 | II. Allegretto | |
13:13 | III. Largo | |
12:39 | IV. Allegro non troppo |
CD 2 | ||
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ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840–1893) | ||
交響曲第5番ホ短調 作品64 (1888) | ||
14:14 | I. Andante – Allegro con anima – Molto più tranquillo | |
11:23 | II. Andante cantabile, con alcuna licenza | |
5:09 | III. Valse: Allegro moderato | |
12:11 | IV. Finale: Andante maestoso – Allegro vivace – Meno mosso | |
2:47 | フランス語とロシア語によるシベリウス音楽祭についてのスピーチ | |
エドヴァルド・グリーグ (1843–1907) | ||
6:26 | ペール・ギュント 第2組曲 作品55 (1891): ソルヴェイグの歌 | |
アナトーリ・リャードフ (1855–1914) | ||
4:40 | バーバ・ヤーガ 作品56 (1904) | |
TT: 88:30 |
ノミネート
レビュー
2025年3月8日
ピエール・ジャン・トリボ:「まず注目すべきは、独特ながら決して色彩過多にならないオーケストラの音色である。弦楽器の明確なアーティキュレーションから、木管や金管の詩情まで、印象的でありながらも決して暴力的ではない……エフゲニー・ムラヴィンスキーは、その音楽素材から引き出された悪魔的な力と、容赦のない神経質な衝撃で打ち込むようなスタイルによって、一聴して彼と分かる指揮者の一人である……このリリースは経験豊富なコレクターや指揮愛好家のためのものであり、特に後者はきっと喜ぶだろう。前作の Janus 盤と同様に、録音処理と編集の丁寧さは模範的である。」続きを読む
2025年4月1日
増田 良介:「非常に残念なことに、ショスタコーヴィチの第1楽章がまるごとない……だが、1961年、絶頂期のムラヴィンスキーとレニングラード・フィルには、そんな悪条件を忘れさせる凄みがある。特にチャイコフスキーは、引き締まったアンサンブルはもちろん、ところどころに散りばめられたムラヴィンスキーらしい表現の数々もくっきりと明快で。」続きを読む